とりさんとチェコのピアノ

Ptáček a České Klavír

梅雨のライプツィヒ Regenzeit und Leipzig

しばしチェコから離れ、6月は約17日間、東ドイツのLeipzigライプツィヒで過ごしました(週末はレッスンなどでプラハに戻っていましたが)。滞在記録を残しておこうと思います。(滞在時もっとも感動した、図書館 Bibliotheca Albertina。夜22時ころ)

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移動:Prahaプラハ⇄Leipzigライプツィヒ

まず、Prahaプラハ⇄Leipzigライプツィヒ はバスか電車で移動します。バスの乗車時間は3時間半〜4時間ほどです。電車の場合はDresdenドレスデンでの乗り換えが必要になります。電車はわかりませんが、バスは交通渋滞によって遅れる場合もあるので注意が必要です。

移動手段を調べるには「GoEuro」サイトがとても便利です。時間と費用を比較して納得のいく便を予約・購入できます。他のサイトに移動して、クレジットカードなど個人情報の入力が必要になります。主要なバス会社はFrixbusです。乗車券はバス車内でも購入できますが、高くつくのでwebで予約・購入を済ませていくことをおすすめします。

 GoEURO  https://www.goeuro.com

f:id:torierena:20170630065154j:plain  https://www.flixbus.com

バスでは、Graz グラーツから来たセルビア出身のヴァイオリン科の女の子と友だちになりました(⚪︎^^⚪︎)。 ライプツィヒ到着の朝、一緒に駅でお茶をして幸先の良いスタートでした。

ほかに、カナダ出身という男性に話しかけられました。アムステルダムはどこの国だ?と聞くので、え?そんなこと聞く人いるのかとにわかに信じられず何度も聞き返してしまいました。英語は小学校でやったから簡単だ、という割に英語がたどたどしい印象を持ちました。心臓のお医者さんだそうです。とくに深入りせずに会話を終えました。

両替について

次に、両替はLeipzig Hauptbahnhofライプツィヒ中央駅のOst東側の端にある「ReiseBank」で出来ます(この銀行は近隣では中央駅にしかないようです)。ドイツ語がわからなくても英語でなんとかなりました。丁寧な対応をしていただけて満足しています。平日は朝8時から21時まで開店。土曜日は8時-20時、日曜日は10時-18時のようです。私はここで、持っていったチェココルナをユーロに替えました。1€=26Kč(1€=128円、1円=4.9Kč ←あらっ、高い?6月29日)というレートはさておいても、チェコの物価って安いんだな〜(泣)とあらためて感じました。Google Mapで場所を調べると営業時間も出てくるので、念のためチェックしてからお出かけを。

f:id:torierena:20170630101018j:plain  Willy-Brandt-Platz 5, 04109

 

さて、ライプツィヒで宿泊した3か所をご紹介します。 

宿泊場所が異なるのは、空きがなかったためもありますが、せっかくなので一週間ごとにスタイルを変えて楽しんでみました。普段は安いドミトリーにするのですが、今回はホステルとペンション。しっかり休息を取って、ドイツ語の勉強やその他の作業に集中できるような環境にしたかったので、この3か所を選びました。

 

宿泊① Ost-Apotheke Hostel オスト・アポテーケ・ホステル

http://ost-apotheke.org |Wurzner Str. 1, 04315 Leipzig(トラム4,7番 Reudnitz,Koehlerstraße から徒歩)

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入口。ヨーロッパらしく落書きがいっぱい。

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共有スペースにはスタッフのおすすめ情報がぎっしり。

こちらはブログで紹介されているのを見て知りました(ホームページも素敵なので見てみてください)。ドミトリー扱いのお部屋でしたが思っていたよりもゆったりしていて、わくわくする空間でした。光が透明ですがすがしい。

みずまわりは、清潔ですが狭いので女の子の連泊はつらいかな?シャワールームはふたつあるものの、誰かが使っているときは入りづらい。

スタッフの女の子(19歳)とおしゃべりしました。あなたの英語はスムーズだよ、と言ってくれて私も、あなたの英語はとても上手だ、と思ったとおりに伝えました。そのあと出身はどこ?と聞くと、なんとイギリス出身だというではないですか!ドイツ語を話していたのでてっきりドイツ人と思って失礼なことを言ってしまいました。どうやらギャップイヤーのようで、数か月後にはイギリスに戻って大学に入るのだそうです。さまざまな言語に興味があるらしく、日本語について話していると「もう一回言って、ノートに書くから」と自分のノートを開き、会話で使えそうなフレーズをローマ字でつづっていました。出会いしなホステルの説明をしてくれたとき、私が無言でいると「あ、ごめん。話すのはやすぎた?」と気遣ってくれて、フレンドリーなとてもいい子でした。

支払いは現金払いのみ(カード不可)ですのでお気をつけください。またあらかじめ到着時間を電話かSMSで伝えておき、到着時も電話して入口を開けてもらいます。

近くには大きなスーパーKauflandがあり、朝7時から夜22時まで開いているので便利です。そういえば、ホステルの冷蔵庫に次の日のお昼にしようと思っていたサラダを忘れてきました。

 

宿泊② Pension Leipzig ペンション・ライプツィヒ

http://www.pensionleipzig.one |Nordstraße 58, 04105 Leipzig(トラム10,11,16番 W.-Liebknecht-Platz から徒歩) 

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一番シンプルなシングルの部屋には洗面と鏡がついており、トイレ・シャワーは共有スペースにあります。夜なので写真が暗いです…。

小さな家族経営のペンションです。「好もしい」のひとこと。設備も決して新しくないし、調度品もひとむかし前の雰囲気。それでも人の手で丁寧にととのえられているようすが伝わってきます。スタッフは2人で、おじさんとお兄さん(親子かな?)。朝チェックアウト時にお兄さんに荷物を預けたら、彼は荷物を出すのを忘れて帰ってしまい、おじさんに電話したら急いで来てくれました。待っている間、40代くらいの女性にあなたは医療関係者?ドクター?と聞かれて、まさか!と訳を尋ねると、ここらで数日間、医療者のカンファレンスがあって彼女はそのために来ているということでした。その後、おじさんは自転車で汗だくで到着し、まだ時間はある、と伝えると、アイスは好き?今から買ってくるよ、と言ってストロベリーアイス(とても甘い)をごちそうになりました。連泊していたおじさんにもすすめていましたが、彼はお昼のサラダパックを食べるところだったので断っていました。私もおかわりをすすめられましたが、お腹を壊しそうなのでとお断りし、さて、とお暇しました。

ここでも必ず到着時間を事前に知らせておきます。スタッフがかならずしも常駐しているわけではないからです。無人でも鍵を受け取れるしくみになっていますが、わかりにくいので電話は使えたほうが無難です。わたしはメールもたくさん使いましたが、電話でのやりとりを通して良い関係が築けたと思います。最後にスタッフのおふたりと対面できてよかったです。

 

宿泊③ Ferienhaus Wilhelma フェーリエンハウス・ヴィルヘルマ

Wilhelminenstraße 16, 04129 Leipzig(トラム16番 Wilhelminenstrae から徒歩)

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ここもトイレ・シャワー・キッチン共有。デスクが散らかってます…。手前に本棚と大きめの鏡付きワードローブ、サイドテーブルと一人掛けソファがあります。

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窓からの眺め。朝5時です。鳥のさえずりを聴くのが楽しかった。

電話ではわからなかったのですが、ベトナム一家の経営するペンションです。Booking.comでなぜか評価がとても高かったので気になっていました。

外観や階段などは重厚で古い建物のように見えますが、内装は全面改装したという雰囲気、近代的でとにかくキレイ!いたるところに丁寧な説明と注意書きがあり、困りません。ずいぶんオーナーがマメなのかしら。

週末に一度離れて、再び戻ってきたときは娘さんと姪っ子さんも出迎えてくれ、その歓迎ムードに到着が夜11時近かったのですが、ほっとしました(夜遅くなる場合は特に、メールや電話で到着時間を伝えておくのをお忘れなく)。

なにかと会うたびにお母さんもにっこりしてくれます。オーナーは頼もしいお父さんなんだなあとおもわず顔がほころびます。ただよってくるおいしそうなベトナム料理の香り。ベトナム人とのルームシェアならうまくいくかな?なんて考えました。

同じ階に身内らしきベトナム人2人(ひとりは部屋から声だけが聞こえ姿は見えないひきこもりくん?おっととweb関係のお仕事かもしれないよ)と途中から来たカップル。笑顔がすてきな彼女。だれかが焦げたホットケーキをつくっていました。

最上階は暑いのを除けば眺めも良く、屋根の下の斜めの窓はなんだかわくわくします。のぞくつもりはありませんが、お向かいの建物の人々のようすがよく見えて、映画のようです。

チェックイン時に鍵のデポジットとして 50€ を預ける必要があります。 私は連泊したため40€のところ1泊あたり30€にしてもらえたようです。思ったより近く、ライプツィヒは街がフラットなので徒歩移動が楽でありがたいです。プラハは日ごろ道の高低差がくるしみに…。おなじ約20分歩くのでもまったくちがいます。

 

ホステルやペンションにはゲストへのサービスで紅茶とコーヒーが置いてあり、カップも借りられます。私はミルクティーが大好き、朝はミルクコーヒーを一杯が日課なので、キッチンに電気ケトルがあって、いつでも飲めるのはお気に入りです。居心地がよくて、雨の日は部屋に引きこもってしまいました(笑)

かかった費用など

最後に、かかった費用をまとめるとおよそ600€。ざっくりとした内訳は以下です。

・Prahaプラハ⇄Leipzigライプツィヒ(バス):17〜28€(一度だけ車内で支払い39€)× 3往復

・市内トラム:わけあってなし

・宿泊代:①40€(20×2日)②99€(33×3日)③240€(30×8日)

・食費:30€(ほぼホステル・ペンションのキッチンで自炊)

・ほかに、父の誕生日カードやお土産などこまごましたもの。

 

わたしはわりとけちんぼで、へんなこだわりもあって、お昼を持って出なかったときに観光の中心地で、安いサンドウィッチを見つけて嬉しくなっていました。こうして思い返すと、いくつものできごとがありました。たいてい失敗ばかりで迷惑をかける私に、手をさしのべてくれる人がたくさんいて、おかげで私はのんきに過ごしていられるのです。6年前のドイツ滞在時は今よりもっと英会話ができなくて苦労した……進歩したのだなと感じました。

ライプツィヒ滞在中にふと気付いたことがあります。私はどこに住んでいても、いろんなところに出かけても、そこで紅茶とコーヒーを飲み、ピアノを弾いて、図書館へ行き、机に向かって勉強し、本を読み、かんたんなごはんをつくって、散歩をします。まったくかわりばえのしない行動をして、今日も1日が終わったなあ、とぼんやりするのが自分にとっていちばん心地良いようなのです。行動として同じでも、ピアノの種類や窓からの景色、野菜や牛乳の味もちがいます。お気に入りの本を発見したり、お菓子のパッケージを楽しんだり、同じようにみえてすこしずつ異なることを発見し、記憶として貯蓄していくのが嬉しいのです。鍵盤弾きとしてプロでないのはさびしかったり、きびしかったりするのでしょうが「いろんな場所でピアノを弾く」というささやかな幸せを実現できているのだな、と思うとじわじわと染みてくる喜びがあります。こういうところに自分らしく生きていく原点があるような気がします。このところ回帰や回想でさまよっていますが、すとんと落ち着くときが来るのだろうなと、どこか自分を楽観的に信用しているところがあります。要領が悪くてうまくいかないことばかりですが、あせらずかまえず、なるようになる、でやっていきます。

 

ドイツに梅雨はないそうですが、雨模様のLeipizigライプツィヒ。やり残したことを悔やみつつもいよいよ明日でさようなら。きっとまた来ます。 

 

 |STÄDTSCHWARMER LEIPZIG〜ライプツィヒのガイドブック|

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Stadtschwärmer Leipzig 19,90

写真は、宿泊①Ost-Apotheke Hostel オスト・アポテーケ・ホステルに置いてあったもの。スーパーでも見かけました。眺めているだけで楽しいです。

 

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